海外女子サッカー 🇺🇸 NWSL 第8節 NC Courage vs. Angel City FC海外女子サッカー UWCL Final

2023年05月29日

海外女子サッカー :  アメリカ女子サッカーリーグNWSL 第9節

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"海外女子サッカー
アメリカ女子サッカーリーグ
NWSL 第9節"



アメリカ女子プロサッカーリーグ
NWSL Week 9。

先週は 各エリアによる
Challenge Cupの試合が組まれておらず

選手達にとっては
第8節の試合後
良い休養が取れたであろうという
約一週間が過ぎ

5月26日から28日までの3日間

26日-2試合
27日-3試合
28日-1試合という構成で
第9節が行われました。


⬇️以下が 短い寸評も含めた
第9節への感想です。





🔹





5/26(金)

▪️San Diego Wave FC 1-1 Portland Thorns FC

[得点]
86' S. Jakobsson (SD)
90' R. Reyes (POR) - ルーキー・ プロ初ゴール


常に接戦のNWSL 屈指の好カード。
やはり、というのか
試合終盤に互いに得点を決めてのドロー。

Portlandの得点を上げたのは
今年のNWSL Draftで5巡目で指名され
シーズン開幕直前にチームと契約をした
University of Alabama出身の
Reyna Reyes選手でした。







▪️KC Current 0-2 Houston Dash


[得点]
42'  D. Ordóñez (HOU) 
54'  A. Prisock (HOU ) - リーグ戦初ゴール


今シーズン開幕前
優勝候補の一角として前評判が高かったKC。

しかし 開幕から3連敗を喫し
その後 復調したかと思われたものの
ここのところ 再び連敗が続き
未だに波に乗れていません。


🇧🇷Debinha選手やHailie Mace選手
Ad Franch選手
そしてルーキーのMichelle Cooper選手など
戦力が整っているのにも関わらず
第4節から指揮を取る
臨時監督の手腕と共に
一体 どうしてしまったのか。。。

KCは 残念ながら
この試合の敗戦でリーグ戦の最下位に。





🔹




5/27(土)


▪️ OL Reign 4-1 Angel City FC

[得点]
27'      C. Emslie (ACFC)

34'      E. Bennett (POR)
52'&55'    V. Latsko (POR)
82'            Quinn (POR)



この試合のハイライト

🎥 Youtube 
©Attacking Third :
Soccer Highlights and Commentary Channelより

"OL Reign vs. Angel City FC 
Extended Highlights | NWSL |
CBS Sports AttackingThird" (15分8秒 -英語)



Uniforms : RGN - Blue
                   ACFC - White




この日 ACFCは 遠藤純選手を LBで起用。

恐らくサイドからの攻撃のオプションを
彼女をLBで起用することで
拡大しようと意図していたのでしょうが 
前半27分にC. Emslie選手が先制点をあげたものの
前線のAlyssa Thompson・Katie Johnson選手が
試合を通してinvisible 状態でした。



一方で Reignの方はACFC相手に
前半をE. Bennett選手のゴールで
同点で折り返したものの
前半はせめあぐねていた印象が強く

後半に出たACFCの遠藤純選手の
負傷交代の直後に

現在 好調のV. Latsko選手が
52分と55分に立て続けに得点

そして 
怪我で欠場し 前節で復帰した
カナダ代表のQuinn選手が 
Game Changerとして 交代直後に得点と

後半だけで 3得点をあげ
ACFCに逆転勝利となりました。

このチームは 
ベテランのM. Rapinoe・J.Fishlock両選手が
絶妙なタイミングで
二人でTrick Playを出してくるので

相手チームは
この二人の奇妙 かつ 技ありのプレーを
防がないといけませんが


もし
遠藤純選手の負傷交代がなかったら

現在 Rose Lavelle選手の欠場で
チームの状態に大きな波があるReignが
果たしてここまで得点をあげられたかどうか、
という疑問がありますが

個人的には

後半開始前に
B. Balcer選手のやる気に満ちた表情を観た時に
Reignが後半 反撃に出てくると感じていました。

1-1で前半を折返したHTの時に

ロッカールームで
Reignの監督が
どのように選手達を鼓舞したのかは
分かりませんが


上手く後半に向けて
選手達が勝利のために士気を上げるような
良い状況作りを
行えたのではないでしょうか?

ところで この試合で
先に触れましたが
遠藤純選手が 左膝を負傷。

女子ワールドカップを間近に控え
幾つか優勝候補のチーム達から 
大物選手達の負傷による欠場が
この数ヶ月の間に発表されているので
彼女の状態が 心配です。

ACFCの監督の 選手の起用法が
今シーズン 
迷いがあるのかどうかは 分かりませんが
だいぶブレている様に見えるので 

Simone Charley選手のACL Injuryといい
これから先のスケジュールの事を思うと
怪我人がまた出ないよう 願っています。





▪️Racing Louisville 1-2 NC Courage


[得点]

53'   R. Madsen (NC) - デンマーク代表
NWSL 初得点。

60'   Kerolin (NC)


88'   J. Baggett (LOU) - Washington Spiritから
移籍後 Racing Louisvilleの選手として 初得点。






▪️Chicago Red Stars 2-0 Orlando Pride


この試合のハイライト

🎥 Youtube
Attacking Third :
Soccer Highlights and Commentary Channel より


Chicago Red Stars vs. Orlando Pride  |
Extended Highlights | NWSL  |
CBS Sports Attacking Third 
(10分56秒 - 英語)




Uniforms  :  Chicago - Black・Grey
      ORL - White


[得点]
22'  永里優季 (CHI)

Chicagoは
ここのところ好調の
🇧🇷 Marta選手擁するOrlando 相手に
このチームの要の
現在 主にボランチの 永里優季選手の得点で
最下位から脱出。

Chicagoのエースであり
アメリカ代表のエースの一人である
Mal Swanson選手を
膝の負傷で欠いてから

Chicago は チームとして
苦しい時間が続いてはいるものの

ルーキーを含む
若手・中堅の選手達の成長で

この先の
ワールドカップ前後と大会期間中に行われる
カップ戦やリーグ戦の事を考えると

主要選手達がワールドカップで抜ける
他チーム達と
そのチーム達の選手間の実力格差を鑑みて

他のチーム達よりも 
実は ワールドカップ期間中
Chicagoに 十分な浮上のチャンスが
あるのではないか?と観ています。

Orlando という

前節 ACL Injuryから復帰後
リーグ戦で初得点をあげたMarta選手に
ブラジル代表のチームメートAdriana選手や
今シーズン加入のルーキーM. Bright選手など

好調のOrlandoを相手に
この試合の勝利は
Chicagoにとって 
とても大きかった事と思います。


現在 リーグ戦で下位にいようと
Chicagoのように 
長期欠場が予想されるとは言え
スーパーエースの
Mal Swanson選手の復帰後も鑑みて

この先の事を見据えて
手探りではあっても 
チームの底上げを進めながら
チーム作りをしている最中のチームもいます。

毎節 何が起こるのか
予測がつかないこのリーグで

今 現実に何が起こっていようとも
全てをマイナスにとらえず

そして
自分達のゴールを見失わず

このシーズンを後で振り返った時に

あの時 これをやっておいて良かった、と
心から思えるように
Chicagoの選手達が失敗を恐れず
どんどん前へ進んで行って頂けたら、と
心から 願っています。





🔹





5/28(日)


▪️Washington Spirit 1-1 NJNY Gotham FC

[得点]

22'  Bruninha (Gotham)
56'  P. Metayer (WAS)


この試合のハイライト

🎥 Youtube 
©Attacking Third :
Soccer Highlights and Commentary Channel より

Washington Spirit vs. NJNY Gotham FC 
Extended Highlights | NWSL |
CBS Sports Attacking Third
(10分58秒 - 英語)


Uniforms : WAS - Black
                   Gotham - White



この試合のスタメン

特にGothamのスタメン表の
LBとLWの選手達の名前を観ながら

Gotham は
 
リーグ屈指の超攻撃型チームである
Washington相手に
カウンターアタックも含めて
超攻撃型フォーメーションで
やってきた、という印象を持ちました。

ただ 腑に落ちない選手が
スタメンに2名ほど見られ
Washington相手に
Gothamの監督の選手のSelectionに
首を傾げてしまいました。

(残念ですが この二人の選手は
この試合中 全く機能していませんでした。)


試合は
22分にGothamのRB Bruninha選手が
見事なゴールを決めたものの

一貫して
軸の通ったGame Makerが一体誰なのか
良く分からず

LWのT. Smith選手や
途中出場のY. Ryan選手
そしてWashingtonの
ライフラインである
T.Rodman・A.Sanchez ・A.Hatch選手を
徹底的に潰しにかかった
GothamのDefense Teamの奮闘などが
あったものの


Gothamは 後半
Ryan選手のゴールの取り消しも含めて
試合終盤にベテラン選手達を入れるまで
チームの問題である中盤が安定せず
攻撃が 細かいコンビネーションの問題と共に
ほぼ失速状態に。

(Ryan選手はMFよりも
SBかFWで起用した方が
彼女の武器である
ドリブル・強い機動力(突破力)が
活かせるのではないか?とは思うのですが。。。)



Gothamがやっと落ち着いたのは
70分過ぎに
ベテランのAlli Long・McCall Zerboni両選手
そして 
86分に今シーズン初出場を果たした
川澄奈穂美選手が入ってからでした。

特に川澄選手が入ってからの
Stoppage Timeを入れた
試合終了迄の約10分間

Gothamは
やっと中盤が動き出し



このチームの監督は
若手を育成したいのでしょうが

移籍組も含めて
実力不足が顕著な選手達を起用して
変な所でコケる事よりも

何故 勝利のために
川澄選手をずっと起用しなかったのか
彼の眼力の弱さを改めて感じました。

彼がGothamで
彼自身のCareer Highを目指し
それとともに
NWSLのShieldと
Championshipを獲りたいのなら

チームの攻守を
経験値の高さとその視野の広さ
そしてPositioningも含めた高い技術で
チームを安定させ

攻守
DF・MF・FWを
バランスよく繋げる事が出来
そして何よりも
チームの各選手を活かす事が
あのチームで唯一出来る
川澄選手を 起用するべきです。

ワールドカップ前後と期間中

チームの主力選手が数名 抜けた時

Challenge Cupで見せた
移籍組中心のスタメンで行くのであれば
Gothamは間違いなく
転がり落ちてしまう事でしょう。


本当だったらこの試合は
Gothamが勝っても
おかしくない試合でした。


しかし 監督の選手起用の誤り・遅さが
ある意味で 
この試合の勝利のチャンスを
残念ですが 壊してしまいました。

この試合を観ながら
このチームの
真のGame Makerである川澄選手の
彼女の重要性を強く感じつつ
このチームの監督の質について
改めて 考えていました。




その一方で 
対戦相手のWashingtonですが

リーグ屈指の攻撃陣が
GothamのDefense Teamに尽く抑え込まれ

このチームの監督
Mark Parson氏が HT中
ロッカールームで
チームに
一体 どんな言葉をかけていたのかも含めて


後半 
チームがどんな攻勢を仕掛けてくるのか
楽しみにしていました。


後半に
Paige Metayer 選手が
同点ゴールを決めますが

両チームの
Rough Playsもさる事ながら

このチームの攻撃の要
Trinity Rodman選手の
Gothamの堅守に対する顕著な苛立ち

それに加え

試合の終盤は 
試合巧者のベテランを起用したGothamに
ゲームをほぼコントロールされ

後半に同点には 追いついたものの
Washingtonにとっては
実になんとも言えない試合の終わり方でした。





🔹





第9節を終えて
Gothamは 17ポイントで
リーグ戦のトップ
そして
Washingtonは他の3チームと共に
勝ち点差1の16ポイントで
Gothamを追う展開に。





🔹






今週のNWSL ですが
5月31日(水)に
Westの
OL Reign vs. San Diego Wave FC
Portland Thorns vs. Angel City FC も含む
Challenge Cupの3試合が

そして
第10節は
6月3日(土)から6月5日(月)にかけて
6試合が開催されます。


第10節ですが
OL Reign vs. Portland Thorns
NJNY Gotham FC vs. San Diego Wave FC という
好カードが組まれており

Challenge Cupの3試合と共に

今から 
楽しみにしています。





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